素敵な場所

イワナちゃん

2006年08月04日 03:23

まだ信越線が緑とオレンジ色の車両の記憶もあるのだが
あさまの特急列車に乗り、おぎのやの釜飯を横川駅のホームで
駅弁売りのオニイさんが売り歩いていた頃のお話

小学校、中学2年生までの夏休みの内のほぼ一ヶ月間
同世代の従姉妹と共に、信州(佐久の母の実家)に預けられて
都会生活から田舎生活をさせられたものだった。
今では、させて頂いたと感謝しているのだが^^;
朝晩は涼しく、昼間は盆地で暑いのが特徴で
朝は6時前に起床し、近くの古い小学校の校庭で行われている
ラジオ体操へと向かうのである・・・
しかも365歩のマーチの歌が集まりの合図の代わりに
近隣一帯に流れるのだ(笑)
田舎の家に戻り、祖父が飲む為の絞りたての牛乳を
カルピスの空き瓶を持参して買いに行くお使いをし
それから朝食を取り、宿題タイム
祖父のお茶タイムに便乗し10時にはおやつで
掘り立てのジャガイモやモロコシを茹でたもの、漬物等を食べた。
そして裏庭を通り抜け、畑を抜け水少ない川原へと一目散で出かけ
川遊びをしたものだった。

3時のおやつには、何時も祖母の手作りの
今で言うお焼き、野沢菜をごま油で炒めた物や
茄子の味噌炒め等の具財が入ったお饅頭やら
おはぎ等を食べ、再び川へ行き
日が沈む頃まで遊び、五右衛門風呂に入るのも楽しみだった。

最近まで枯れかかった極細い川だったのに
今年の豪雨で川幅が以前の様になった川原に立ち
ほんの数回だが、魚のライズを目にできた時
ロッドは積んでいたものの、タックルケースを
積んで来なかった事が悔やまれた。






そして
自家菜園の農作業や漬物等の作業、家事をこなして
文句一つ、愚痴一つ口にした事がない祖母の作る
お饅頭が食べられない事、受け継げなかった事の悔しさを噛み締め
96歳の祖母の病床に、また来るからね!
理解出来たか否か・・・
それでも、また 遊びに行くからね

良い所に田舎があり、幸せだなぁと感じた
大人になったイワナchanでした。


関連記事